「杳として」の意味と使い方や例文!「杳として知れない」とは?(類義語)

【言葉】
杳として

【読み方】
ようとして

【意味】
事情などがはっきりしないさま。

【類義語】
・不明瞭
・薄暗い
・杳杳
・不鮮明

「杳として」の使い方

ともこ
まだ彼らがどこにいったかわからないの?
健太
杳として知れないんだ。
ともこ
防犯カメラがこんなにたくさんあるのにね。
健太
携帯電話やATMを使用した形跡もないんだ。神隠しにでもあったのかな。

「杳として」の例文

  1. 杳として、武蔵の姿は、十一日の夜から行き先が知れないのであった。(吉川英治 宮本武蔵)
  2. それ以来金田一耕助氏の消息はいまもって杳としてわかっていない。(横溝正史 病院坂の首縊りの家 下)
  3. 指名手配中の彼は杳として行方が知れない。
  4. 彼女はその作品以降表舞台に立つことは無く、消息は杳として知れない。
  5. 失踪したともこちゃんの居所は杳として知れない。

「杳として知れない」とは?

杳として」を用いた表現の一つに「杳として知れない(ようとしてしれない)」があります。

杳として知れない」とは、はっきりと分からないという意味です。

【例文】

  1. 戦争中に行方不明になったその絵画の行方は、杳として知れない
  2. 警察に連行された彼女のその後は杳として知れない