【言葉】
遭う
【読み方】
あう
【意味】
何かをしている時に、悪い事態が自分の身に起こる。嫌な体験をする。遭遇する。
【類義語】
・被る
・見舞われる
「遭う」の使い方
健太くん。今日の運勢は最悪だから大変な目に遭うわよ。
その占いの結果は変わらないの?
何度占っても同じよ。
怖くて外出することができないじゃないか。
「遭う」の例文
- いままでたくさんの辛い目に遭ってきた。
- その事がばれるとどんな目に遭わされるか分からない。
- あの村に戻ると嫌な目に遭うことは覚悟していた。
- 彼を馬鹿にしているとひどい目に遭うぞ。
- 彼女によると、危険な目に遭ったのは今回が最初ではないのだという。この十日間に、最低三回は狙われている。(東野圭吾 天使の耳)
「遭う」と「会う」「遇う」「逢う」との違いは?
「あう」は、「会う」「遇う」「逢う」とも書きます。
「遭う」「会う」「遇う」「逢う」は、二つ以上が寄り集まり、相手を認めることをいいます。
しかし、
「遭う」は、「何かをしている時に、悪い事態が自分の身に起こる。嫌な体験をする。遭遇する。」という意味です。
「会う」は、「互いに顔を見て相手を認識する。顔を合わせる。対面する。会見する。対する。面と向かう。」という意味です。
「遇う」は、思いがけない出来事に遭遇することという意味です。
「逢う」は、「親しい人や思い入れがある人と顔を合わせる。対面する。」という意味です。
人と対面する意では「会う」「逢う」、偶然にあう場合は「遭う」「遇う」を使うことが多いです。
「遭う」は、主に好ましくないことにあう意味で使われます。