【言葉】
憂さ晴らし
【読み方】
うさばらし
【意味】
つらさや苦しさを忘れるため、気を紛らすこと。気晴らし。
【類義語】
・気晴らし
「憂さ晴らし」の使い方
小さい生き物をいじめて憂さ晴らしをする人がいるんだって。
そんなやつ逮捕すればいいのに。
動物愛護管理法に反するんだけど、人間の事件で忙しくて、警察がなかなか動いてくれないんだ。
動物で憂さ晴らしをすることに飽きたら、次は人間をターゲットにするかも知れないのにね。
「憂さ晴らし」の例文
- 憂さ晴らしのために酒を飲むうちに、アルコール中毒になっていた。
- 旅行で憂さ晴らしをしたいが休みが取れない。
- 憂さ晴らしをしたいと思っていたところに喧嘩を売られた。
- 彼は、煽り運転をすることで憂さ晴らしをしていた。
- けれども姉さんにはあなたがたの考えてもみられないような心配なことや困ることがあるものだから、つい憂さ晴らしにこんなことも覚えてしまったの。(有島武郎 或る女)
「憂さ晴らし」と「気晴らし」「気分転換」との違いは?
「憂さ晴らし」に似ている表現に「気晴らし(きばらし)」「気分転換(きぶんてんかん)」があります。
「憂さ晴らし」と「気晴らし」の違いは?
「気晴らし」とは、「他の物事に心を向けて気分を晴らすこと。気散じ。」という意味です。
「憂さ晴らし」も「気晴らし」も、いやな気分をまぎらすことをいいます。
しかし「憂さ晴らし」は、具体的で時間的に近い不快さやつらさをまぎらわすことをいいます。
対して「気晴らし」は、長く積もり積もった漠然としたいやな気分を晴らすことをいいます。
「憂さ晴らし」と「気分転換」の違いは?
「気分転換」とは、「今までとは別の気分になること。気分を切り替えること。」という意味です。
「気分転換」は、気分を換えることをいうので、つらさや苦しさを忘れるため、気を紛らすことをいう「憂さ晴らし」とは意味が違います。。