「貶める」の意味と使い方や例文!「蔑む」との違いは?(類義語)

【言葉】
貶める

【読み方】
おとしめる

【意味】
劣ったものして扱う、みさげる。さげすむ。

【類義語】
・嘲る
・見下す
・見くびる
・侮る
・見下げる
・卑しめる
・蔑む

「貶める」の使い方

健太
週刊誌が、王様の権威を貶めるような記事を書いたんだって。
ともこ
不敬罪で、世が世なら切腹ね。
健太
今は表現の自由が保障されているし切腹はないね。
ともこ
裏から手を回されて、この世から抹消されることはあるかもしれないわね。

「貶める」の例文

  1. 弱い人ほど人を貶めることで自己の優越性を示そうとする。
  2. 健太くんは、人を貶めるような物言いをする。
  3. この方は御身分に批の打ち所がない。すべてごりっぱなものであって、だれも貶める言葉を知らなかった。(与謝野晶子 源氏物語)
  4. 他の人々を貶めることは感心できない。
  5. 人格を貶めるような発言があった。

「貶める」と「蔑む」との違いは?

貶める」に似ている語に「蔑む(さげすむ)」があります。

蔑む」とは、「完全に劣ったものとして相手を見下す。軽蔑する。」という意味です。

貶める」も「蔑む」も、相手を低く見てばかにすることをいいます。

貶める」は、他人を劣ったものとしてばかにすることをいいます。

蔑む」は、自分よりひどく劣ったものと見てばかにすることをいいます。