「追い打ちを掛ける」の意味と使い方や例文!誤用に注意!(類義語)

【言葉】
追い打ちを掛ける

【読み方】
おいうちをかける

【意味】
逃げていく者を追撃する。弱っているものをさらに厳しい状態に追いやる。

【類義語】
・追撃
・泣き面に蜂

「追い打ちを掛ける」の使い方

ともこ
健太くん。ニュースを見たわよ。大変だったわね。
健太
父さんがリストラにあったばかりだというのに、追い打ちを掛けるように家が燃えてしまったんだ。
ともこ
何て言葉をかけていいのかわからないわ。
健太
しかし、この不幸と同等かそれ以上の幸運が来ると僕は信じている!

「追い打ちを掛ける」の例文

  1. オフィス服のカジュアル傾向に、人との対面機会の減少が追い打ちを掛け、ネクタイやスーツが売れなくなった。
  2. 値上げラッシュが続いているところに、円安が家計に追い打ちを掛ける
  3. 干ばつで苦しんでいる所に、戦争による物価高騰が追い打ちを掛け食料不足が起こっている。
  4. 不況に追い打ちを掛けるように消費税率が上がり、国民は追い詰められた。
  5. 苦しんでいる人に負けないでね、がんばってねと言うのは、追い打ちを掛ける行為だ。

誤用に注意!

追い打ちを掛ける」は、逃げていく者を追撃することをいいます。

しかしまれに、劣勢の側が追い上げるという意味で使われていることがあります。

これは誤用なので注意しましょう。