【言葉】
揚がる
【読み方】
あがる
【意味】
①遊女屋に入って遊ぶ。
②揚げ物ができる。
【類義語】
・上がる
・挙がる
「揚がる」の使い方
天ぷらは揚げたてにかぎるね。
サクサクでおいしいわね。
油っぽいものが苦手だけど、なぜか天ぷらは好きなんだよ。
ここの天ぷらは、良質の油を使っているからからりと揚がるんじゃないかな。箸が止まらないわよね。
「揚がる」の例文
- 非常な速歩で朝日の揚がるころには、もう浜名湖の向うまで往っていた。(柳田国男 山の人生)
- 彼の名声が急に揚がる一方で、彼に対する迫害の火の手も高くなった。(寺田寅彦 アインシュタイン)
- 見ると、耳のとがった、尻尾の上に巻き揚がった猟犬をも連れている。(島崎藤村、夜明け前)
- なんだか紙鳶が木の枝へ引っかかっていながら、途中で揚がってるような気がしていけませんからと言った。(夏目漱石 手紙)
- 英雄の一種族を名の揚がるように育てたのだ。(森鴎外 ファウスト)
「魚が揚がる」とは?
「揚がる」を用いた表現の一つに「魚が揚がる(さかながあがる)」があります。
「魚が揚がる」とは、漁業などで魚が獲れる、魚を揚げ物にするという意味です。
【例文】
- この辺りは珍しい魚が揚がることが多い。
- 魚が揚がるとすぐに船の魚倉にいれて、漁港に運ばれる。