【言葉】
毛頭ない
【読み方】
もうとうない
【意味】
毛の先ほども。少しも。いささかも。
【語源・由来】
毛の先ほどもないの意。
【類義語】
・みじんもない
・さらさらない
「毛頭ない」の使い方
健太くんは、また余計な口をはさんだの?
口をはさむつもりは毛頭なかったんだけど、目の前で揉めている二人を見ていたら放っておけなかったんだ。
放っておけばいいのに。巻き込まれて怪我をするなんて愚か者のすることよ。
もう二度と人の喧嘩に口をはさまないよ。
「毛頭ない」の例文
- この地に骨を埋める気は毛頭ない。
- 安定した生活を捨てて危ない橋を渡るつもりは毛頭ない。
- 私は常識的な人間だというつもりは毛頭ない。
- ともこちゃんは、私に数学を教える気は毛頭ないらしい。
- 誤解をさせたようだが、皮肉をいうつもりは毛頭ない。
ビジネスで使う際の注意点は?
「毛頭ない」はビジネスでも使われる表現です。
しかし「毛頭ない」に敬意は含まれていないため、「毛頭ありません」という形で使った方が良いでしょう。
また、「毛頭ない」は、相手の意見などを強く否定する意で使われるので、両者の間に溝を作りかねない言葉です。そのことに留意して使いましょう。