【言葉】
叩き上げ
【読み方】
たたきあげ
【意味】
下積みから苦労して一人前になること。
【類義語】
・苦労人
・努力の人
・非エリート
・下積み生活を経験した
【対義語】
・エリート
「叩き上げ」の使い方
健太くんのお父さんはキャリア組だったの?
叩き上げだよ。
叩き上げであそこまで出世するのは異例よね。
上司の弱みでも握ったのかね。
「叩き上げ」の例文
- 高校を卒業後、叩き上げで事業を展開して会社を成長させた。
- 彼は、丁稚から叩き上げで店の主人に収まった。
- 銀平のような人間は、こうした一代で叩き上げた成上り者に対しては、体質的に肌が合わなかった。(山崎豊子 華麗なる一族 上)
- 三人とも、職工から叩き上げた旧呉海軍工廠の造船技師たちである。(阿川弘之 末の末っ子)
- 世襲であれ叩き上げであれ、実績を出さなければ辞めるほかない。
「叩き上げ」と「エリート」の違いは?
「叩き上げ」の対義語に「エリート」があります。
「エリート」は、フランス語の「élite」からで、「社会や集団で、指導的、支配的役割を受け持つ層。選良。」という意味です。
「エリート」は、選ばれし優れた人をいいます。
なので、苦労を重ねて一人前になる意の「叩き上げ」とは反対の意味です。