【言葉】
なまじ
「憖じ」と表記する。
【意味】①あることをすると仮定して、無理にそうしない方が良いとするさま。・・・すればかえって。
②むしろそうでなかった方が良いくらい。
【類義語】
・なまじっか
「なまじ」の使い方
天才選手は、天才監督になれないことが多いよね。
なまじ才能があると、できない人の気持ちが分からないのよ。
自分と同じことができると思ってしまうんだね。
苦労と努力を積んできた選手の方が、優秀な監督になるわよね。
「なまじ」の例文
- 彼はなまじっか泳げるから、それを過信してあぶない。
- ともこちゃんはなまじの学者より物知りなんじゃないか。
- なまじ会ったら離れがたくなるから、会わないでおこう。
- なまじ知っている相手だと断りづらくなるから、知り合いのいる店にはいかない。
- なまじ口を出したのが悪かった。こじれた上に、自分もまきこまれた。
よくある誤用とは?
「なまじ」は、中途半端、むしろそうでなかった方が良いくらいという意味で使います。
しかし「なまじ間違いではない」や「なまじ嘘じゃない」というような、ある程度の意で使われていることがあります。
この使い方は誤用なので注意しましょう。