「なまじ」の意味と使い方や例文!よくある誤用とは?(類義語)

【言葉】
なまじ

「憖じ」と表記する。
【意味】
①あることをすると仮定して、無理にそうしない方が良いとするさま。・・・すればかえって。
②むしろそうでなかった方が良いくらい。

【類義語】
・なまじっか

「なまじ」の使い方

健太
天才選手は、天才監督になれないことが多いよね。
ともこ
なまじ才能があると、できない人の気持ちが分からないのよ。
健太
自分と同じことができると思ってしまうんだね。
ともこ
苦労と努力を積んできた選手の方が、優秀な監督になるわよね。

「なまじ」の例文

  1. 彼はなまじっか泳げるから、それを過信してあぶない。
  2. ともこちゃんはなまじの学者より物知りなんじゃないか。
  3. なまじ会ったら離れがたくなるから、会わないでおこう。
  4. なまじ知っている相手だと断りづらくなるから、知り合いのいる店にはいかない。
  5. なまじ口を出したのが悪かった。こじれた上に、自分もまきこまれた。

よくある誤用とは?

なまじ」は、中途半端、むしろそうでなかった方が良いくらいという意味で使います。

しかし「なまじ間違いではない」や「なまじ嘘じゃない」というような、ある程度の意で使われていることがあります。

この使い方は誤用なので注意しましょう。