「割れる」の意味と使い方や例文!「破れる」との違いは?(類義語)

【言葉】
割れる

「破れる」とも書く。
【読み方】
われる

【意味】
固体に深いひびが入り、そこがはっきりした切れ目になって分かれ、元の形に戻らない状態となる意。
①一つのものが二つ以上に分かれる。裂ける。くだける。
②裂け目ができる。
③決裂する。
④秘密などがさらけ出される。
⑤勝負事などで勝負がつかないで終わる。引分けとなる。
⑥今まで持ちこたえていた線が維持できなくなる。相場が下落して、ある値段以下になる。
⑦野球で、まっすぐ進んできた投球が急に下方に落ちる。

【類義語】
・分かれる

「割れる」の使い方

健太
台風で学校の窓ガラスが割れる被害が出たんだって。
ともこ
それは大変。休校になるの?
健太
理科室だけだから休校にはならないよ。そういえば、理科室の骨格模型がバラバラになったらしいんだ。
ともこ
凄惨な殺人現場みたい。

「割れる」の例文

  1. 割れたお茶碗を片付けている時に指を切ってしまった。
  2. しもやけが割れて水がしみて痛い。
  3. おそらく、この質問は、専門家でも、意見が割れるのではないかと思う。(養老孟司 脳の見方)
  4. ところが、どいつもこいつも、なんかやり出そうとすると、仲間のつもりでいた相手が、一人として信用出来なくなっちまったんだ。そして、会のおわるころには、その仲間もすっかり割れてしまっていた。(ダシール・ハメット 血の収穫)
  5. だが、連中には面が割れているので、あんまり近づくと警戒されてしまう。(ヴィドック ヴィドック回想録)

「割れる」と「破れる」の違いは?

割れる」は「破れる」とも書きます。

しかし「割れる」は、コップなどかたいものがこわれること、「破れる」は、「薄い平らなものが不規則に裂かれる。また穴が開く。」という意味で使われることが多いです。