【言葉】
歳月を重ねる
【読み方】
さいげつをかさねる
【意味】
長い時間が過ぎること。
【類義語】
・年輪を刻む
・時代の波をくぐる
「歳月を重ねる」の使い方
この町はいい感じに歳月を重ねてきたね。
宅地開発を始めた頃は普通の住宅街だったけど、今では高級住宅地だもんね。
住民のこの地への愛がなさせる業かな。
愛が無い歳月を重ねて熟成された街にはならないでしょうね。
「歳月を重ねる」の例文
- この家は、歳月を重ねるほどに魅力を増します。
- 20年という歳月を重ねて、この辞書が完成した。
- 私はここにお報らせした品々を調べるために、ほぼ日本全土を旅し、ここに廿年近くの歳月を重ねました。(柳宗悦 手仕事の日本)
- 月光を浴びた廃墟は、すでに、幾歳月を重ねたふぜいだった。(アリグザンダー ブリデイン物語1 タランと角の王)
- 一人の痩せた乞食僧が、九年の力でこれまで掘り穿ち得るものならば、人を増し歳月を重ねたならば、この大絶壁を穿ち貫くことも、必ずしも不思議なことではないという考えが、里人らの胸の中に銘ぜられてきた。(菊池寛 恩讐の彼方に)
歳月と年月の違いは?
「歳月を重ねる」の「歳月(さいげつ)」は、「年月(としつき)」の漢語的表現です。
なので「歳月」と「年月」は同じ意味です。