「出し渋る」の意味と使い方や例文!「出し惜しむ」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
出し渋る

【読み方】
だししぶる

【意味】
ためらって、気持ちよく出そうとしないでいる。金品などを出し惜しむ。

【類義語】
・けちけちする
・渋い

【対義語】
・もてなす
・奢る
・太っ腹
・気前がいい
・金に糸目をつけない

「出し渋る」の使い方

健太
ここからは有料ですっていう記事が増えたよね。
ともこ
出し渋らないで欲しいわよね。
健太
出し渋る位なら、最初から有料記事にしてほしいよ。
ともこ
見てしまうと気になるけど、お金は払いたくなくて葛藤するわよね。

「出し渋る」の例文

  1. 景気が悪化し、夫がいらいらすることが増え、生活費を出し渋るようになった。
  2. 彼はあらゆることに金を出し渋る、いわゆるドケチである。
  3. そういうことも社長が金を出し渋る原因らしいんです。(松本清張 火と汐)
  4. 駕籠代や弁当代を出し渋ると、妙にゆすりめいたせりふを並べた。こっちは病人がいるのだから、つい言いなりに金をつかませるのである。(稲垣史生 考証 時代劇)
  5. 採用にかかる費用を出し渋り、人手不足倒産に陥ることが多い。

「出し渋る」と「出し惜しむ」の違いは?

出し渋る」に似ている語に「出し惜しむ(だしおしむ)」があります。

出し惜しむ」は、金銭や物品などを惜しんで、なかなか出さないでいることをいいます。

出し渋る」も「出し惜しむ」も、金品などを出すことを躊躇する意味で使われます。