「札付き」の意味と使い方や例文!「札つきの悪」とは?(類義語・対義語)

【言葉】
札付き

【読み方】
ふだつき

【意味】
①札がついていること。特に、商品に正札がついていること。また、そのもの。
②定評のあること。特に、悪い評判が定着していること。また、その人。

【類義語】
・悪名高い
・泣く子も黙る

【対義語】
・折り紙付き

「札付き」の使い方

ともこ
健太くん。彼はどんな人?
健太
飲む打つ喧嘩するの札付きの悪党だよ。
ともこ
そんな大悪党なの?
健太
そうなんだよ。お近づきにならない方が良いと思うよ。

「札つき」の例文

  1. 札付きの不良外人として日本の警察からもマークされていたそうだ。(筒井康隆 富豪刑事)
  2. 松永久秀は信長に降ったあと、いまのところはおとなしく大和平定事業に従事している。そのほうが自分にとって得策である、と、この札付きの食わせ者は思っているようであった。(司馬遼太郎 国盗り物語)
  3. 現実に直面したら、きっと、つまずきます。そういう場合になると、ぼくに言わせれば、ぼくたちだけでなく、札付きの無法者でさえ自分を当てにできなくなるものです。(ドストエフスキー 罪と罰)
  4. 健太くんは札付きの悪党なので、この辺のコンビニやゲームセンターは出禁になっている。
  5. 彼は札付きの詐欺師だが、悪賢いのでなかなか捕まらない。

「札つきの悪」とは?

札付き」を用いた表現の一つに「札つきの悪(ふだつきのわる)」があります。

札つきの悪」とは、悪い評判が定着している人のことをいいます。

【例文】

  1. 男塾は、札つきの悪を集めて一人前の男にする塾です。
  2. あの学校は札つきの悪が多く、教師が登校拒否になるレベルだという。