【言葉】
馳せ参じる
【読み方】
はせさんじる
【意味】
大急ぎで参上する。
【類義語】
・参上する
「馳せ参じる」の使い方
健太くん。遅かったわね。
これでも急いできたんだよ。
緊急時には、大事な用件を放り出してでも、王のもとに馳せ参じるべきでしょう?
放り出してきたけど、ここから一番遠くにいたんだよ。
「馳せ参じる」の例文
- 誰にもあれそれがしは、その殿の馬前に馳せ参じて、忠節をつくさうずる。(芥川龍之介 きりしとほろ上人伝)
- 豊臣の名を以て、家康は諸将を自分のもとに馳せ参じさせる実力を持っていた。(三浦綾子 細川ガラシャ夫人)
- 僕だって、その孫文という英雄の許に馳せ参じて、大いに激励してやるさ。(太宰治 惜別)
- お上の危機に馳せ参じる。
- 誰よりも早く馳せ参じ王の信頼を得た。
「馳せ参じる」と「馳せ参ずる」の違いは?
「馳せ参じる」に似ている語に「馳せ参ずる(はせさんずる)」があります。
「馳せ参じる」は、「馳せ参ずる」のサ行変格活用の上一段化です。
なので意味は同じです。