【言葉】
暗雲が立ち込める
【読み方】
あんうんがたちこめる
【意味】
危険や破局などの起こりそうな不安な気配がただよう。
【類義語】
・暗雲漂う
・暗雲が垂れ込める
「暗雲が立ち込める」の使い方
うまくいきそうだったのに、校長先生のご機嫌が斜めなんだよ。
暗雲が立ち込めているわね。
この計画はどうなるんだろう。
校長先生のご機嫌次第ね。ご機嫌取りに行かないといけないわね。
「暗雲が立ち込める」の例文
- エースが怪我をして、チームの勝利に暗雲が立ち込める。
- 途中駅の知事が反対し、リニアモーターカーの開通に暗雲が立ち込める。
- 両国の関係に暗雲が立ち込める。
- 北国は一年を通して暗雲が立ち込めている。
- 順風満帆だった会社の経営に暗雲が立ち込める。
「暗雲が立ち込める」と「暗雲が垂れ込める」の違いは?
「暗雲が立ち込める」に似ている表現の一つに「暗雲が垂れ込める(あんうんがたれこめる)」があります。
「暗雲が垂れ込める」とは、「あたりが暗くなるほどの厚い雨雲が低く垂れてあたりを覆う。比喩的に、危険や破局などの起こりそうな不安な気配がただよう。」という意味です。
「暗雲が立ち込める」も「暗雲が垂れ込める」も、先行き不安な状態、今後の見通しがあまり良くないことをいいます。
「暗雲が立ち込める」の「立ち込める」は、霧や煙などがその場所一面に満ち広がることをいいます。
「暗雲が垂れ込める」の「垂れ込める」は、雲などが低く垂れてあたりを覆うことをいいます。
「暗雲が立ち込める」も「暗雲が垂れ込める」も、雨や雪が降りそうな黒い雲が空を覆うように、何か悪いことが起きそうな形勢のことをいいます。