【言葉】
秘蔵っ子
【読み方】
ひぞっこ
【意味】
大事にしている子供。また、そのように扱われている目下の者。
【類義語】
・懐刀
・愛弟子
「秘蔵っ子」の使い方
彼女は、最近よくテレビで見るね。
彼女は芸能事務所社長の秘蔵っ子だからね。
ごり押しされているんだね。
そうなの。秘蔵っ子であることに胡坐をかいていて、演技力が無いのが残念よね。
「秘蔵っ子」の例文
- さて、ルーディはこの家で、みんなの秘蔵っ子になりました。もっともこの家には、前からもう秘蔵っ子みたいなものが、ひとりいたのです。(アンデルセン アンデルセン童話集2)
- 他人の秘蔵っ子をかどわかして、その親をゆすって金を取るという手は往々ある。(岡本綺堂 半七捕物帳)
- 彼女は、末の娘として、父の秘蔵っ子であった。(トルストイ アンナ・カレーニナ 上)
- 彼は監督の秘蔵っ子なので、大事に育てられている。
- かつては校長の秘蔵っ子であった彼は、今では冷たく扱われ、明らかに故意に目をかけられなくなった。(ヘッセ 車輪の下)
褒め言葉?
「秘蔵っ子」は、大切にしてかわいがっている子や部下のことをいいます。
「秘蔵っ子」は、目上の人にかわいがられている目下の者のことをいうので、悪口でも褒め言葉でもありません。