【言葉】
抜かりない
【読み方】
ぬかりない
【意味】
手落ちや手抜かりなく。
【類義語】
・如才ない
・そつがない
「抜かりない」の使い方
作戦は完璧?
作戦に抜かりないよ。
段取りを一通り確認して頭に入れた?
あっ。頭に入れてないよ。途中で作戦が分からなくなったら大変だ。
「抜かりない」の例文
- これは抜かりないプロの仕事です。
- 抜かりない捜査で容疑者を追い詰める。
- 国葬の準備は抜かりない。
- ともこちゃんは何をするにも抜かりないから安心できる。
- 日傘に手袋に最強の日焼け止めと、日焼け対策に抜かりない。
褒め言葉?「抜け目ない」との違いは?
「抜かりない」とは、動詞「抜かる」+否定の「ない」から成る語です。
「抜かる」とは、
①油断して仕損じる。気付かないで失敗する。
②時期を失する。ぐずぐずする。また、だらしなくなる。
という悪い意味です。
「抜かりない」は、失敗や油断がないということをいうので、いい意味であり、「彼の仕事は全く抜かりない(彼の仕事は完璧だ)」のように、褒め言葉として使われます。
「抜かりない」「抜け目ない」との違いは?
「抜かりない」に似ている語に「抜け目ない(ぬけめない)」があります。
「抜け目ない」とは、自分の利益のために十分気を配っており、抜けたところがないという意味です。
「抜かりない」も「抜け目ない」も、十分気を配り、抜けたところがないことをいいます。
しかし、「抜け目ない」は、自分の利益のためである点が違います。