「さぞかし」の意味と使い方や例文!「さぞ」との違いは?(類義語)

【言葉】
さぞかし

【意味】
「さぞ」を強めていう語。

【類義語】
・さだめし
・さぞや

「さぞかし」の使い方

健太
あの家に猛犬注意って書いてあるよね。
ともこ
あー、知ってる。さぞかし怖い犬なんだろうって思って見てみたら可愛い子犬だったの。
健太
そうなの?近寄りたくなくて、わざわざ遠回りしていたのに。
ともこ
未来の猛犬かもしれないけど、今はぬいぐるみのようにかわいいわよ。

「さぞかし」の例文

  1. 傾国の美女といわれる楊貴妃は、さぞかしきれいだったんだろう。
  2. 表面に出しているより、さぞかし多くのことを腹に秘めているのだろう。(上橋菜穂子 獣の奏者 II 王獣編)
  3. この気持が、昔、初めのころ、さぞかし彼女を苦しめたに相違ないのだ。それから自然に消えたのだ。(モーパッサン ピエールとジャン)
  4. さぞかし外は寒かったろう。ストーブの前であたたまりなさい。
  5. さぞかし驚くと思っていたのに、期待が外れてしまった。

「さぞかし」と「さぞ」の違いは?

さぞ」は、副詞「」+係助詞「」から成る語です。

1⃣[副](あとに推量の語を伴って)未知の経験を目前のことのように想像したり、他人の経験に共感したりするさま。さだめし。きっと。さぞかし。
2⃣[連語]
①そのように。
②文末にあって、強く肯定する意を表す。そうだ。

という意味です。

さぞかし」は、「さぞ」に副助詞「かし」を付けて意味を強めた語です。