「さりげなく」の意味と使い方や例文!「それとなく」「何気なく」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
さりげなく

【意味】
何事もないように。それらしいようすを感じさせない。

【類義語】
・何気なく

【対義語】
・わざとらしく
・物々しく

「さりげなく」の使い方

健太
あの子が好きな人のことをさりげなく聞いてみてくれないかな。
ともこ
健太くんの役に立ちたいとは思うけれども、そんなプライベートなことさりげなく聞くことはできないわ。
健太
ともこちゃんでも無理なのか。
ともこ
それとなく彼女の周辺を探ってみるわ。

「さりげなく」の例文

  1. 健太くんはさりげなく気をつかってくれる。
  2. 時計でさりげなく個性を主張する。
  3. しかも表面はさりげなく、普通に会話して居なければならないのである。(萩原朔太郎 僕の孤独癖について)
  4. 視線を感じたのか、女はさりげなくこちらに背を向けてしまった。(恩田陸 ドミノ)
  5. 誕生日の前に、さりげなく欲しいものを伝えておく。

「さりげなく」と「それとなく」「何気なく」との違いは?

さりげなく」に似ている表現に「それとなく」「何気なく」があります。

「さりげなく」と「それとなく」の違いは?

それとなく」とは、「遠回しに。それとなしに。」という意味です。

さりげなく」も「それとなく」も、「何気なく」振る舞うことをいいます。

なので両語は、同じような意味で使われます。

「さりげなく」と「何気なく」の違いは?

何気なく」とは、「はっきりした考えや意図がなくて行動するさま。また、そのように見えるさま。さりげない。」という意味です。

さりげなく」は、「何気なく」振る舞うことをいうので、「さりげなく」も「何気なく」も、同じような意味で使われます。