【言葉】
あえか
【意味】
かよわく、なよなよしたさま。たよりないさま。
【類義語】
・か弱い
・美しい
・儚い
・頼りない
「あえか」の使い方
新しい担任の先生はあえかな先生だったね。
40人近い子供を相手に大丈夫なのかしらね。
倒れたら40人で支えればいいじゃないか。
そうね。40人で保健室まで担いでいきましょう。
「あえか」の例文
- 彼女は、あえかに美しい人だった。
- ともこちゃんはあえかに見えるが、意外と頑固で芯の強い女性だ。
- 早咲きの桜が、木枯らしに吹かれながらあえかに咲いている。
- その顔は非常にあえかで、縁遠くて、ひややかで、わたしのことなど気にかけてはいなかったから、わたしは腹立たしさと苦しさのあまりに息もとまる思いだった。(ヘルマン・ヘッセ 郷愁)
- 外に出ると、あえかな風が音も無く吹いていた。
「あえかなる」とは?
「あえかなる」は、「あえか」の形容動詞ナリ活用です。
「あえかなる」とは、「かよわい様子だ。きゃしゃだ。」という意味です。
【例文】
- 順礼はつとにめざめて あえかなる友をかおもふ。(北原白秋 邪宗門)
- ともこちゃんはあえかなる女性だった。