「挙がる」の意味と使い方や例文!「上がる」「揚がる」との違いは?(類義語)

【言葉】
挙がる

【読み方】
あがる

【意味】
①そのもの全体または部分の位置が高い方に向かう。また、上方に位置する。
②検挙される。
③表し示される。

【類義語】
・上がる
・揚がる

「挙がる」の使い方

健太
証拠が挙がって、ともこちゃんのお父さんが容疑者にされたんだって。
ともこ
何ですって。逮捕されたの?
健太
そうなんだ。でも、ともこちゃんのお父さんは、罪を犯すような人じゃないよね。
ともこ
私がアリバイを証明するわ!

「挙がる」の例文

  1. 何して遊ぼうと聞くと、必ず挙がるのがサッカーだ。
  2. 生徒会長の候補として二人の名前が挙がっています。
  3. 答えが分かった人は手をげてください。
  4. このときは犯人が挙がらず、見当もつかないまま未解決でおりました。(松本清張 象徴の設計)
  5. もともと返報にした事だから、こちらの弁護は向うの非が挙がらない上は弁護にならない。(夏目漱石、坊ちゃん)

「挙がる」と「上がる」「揚がる」との違いは?

挙がる」と同じ読み方の語に「上がる」「揚がる」があります。

「挙がる」と「上がる」の違いは?

上がる」とは、位置や段階や次元が高い方へ移ることをいいます。

挙がる」も「上がる」も、高い方へ移ることをいいます、

挙がる」の「」が、手を合わせて物を持ち上げるという象形から成ることから、「あがる」を言い表すようになりました。

辞書では「挙がる」も「上がる」も同じ意味です。

しかし「上がる」は、日常会話で一般的に幅広い使われ方をします。

対して「挙がる」は、上方に移る、検挙される、表し示されるという意味で使われることが多いです。

「挙がる」と「揚がる」の違いは?

揚がる」は、
①遊女屋に入って遊ぶ。
②揚げ物ができる。

という意味です。

辞書では「挙がる」も「揚がる」も同じ意味です。

揚がる」の「」の、太陽が地上にあがるという象形から成ることから、「あがる」を言い表すようになりました。
しかし「揚がる」は、一般的に、揚げ物ができるという意味で使われます。

対して「挙がる」は、上方に移る、検挙される、表し示されるという意味で使われることが多いです。