【言葉】
明らか
【読み方】
あきらか
【意味】
①曇り・かげりなく明るいさま。
②物事がはっきりしていて、他とまぎれないさま。
③事柄が明白で、疑いをはさむ余地がないさま。
④道理に明るいさま。よく知っているさま。
⑤正直。滑稽本。
【類義語】
・はっきり
・ありあり
・まざまざ
・さやか
・定か
【対義語】
・はっきりしない
「明らか」の使い方
敵のチームは40人。僕らは30人。
明らかに不利よね。
戦う前から負けが決定かあ。
そんなことないわよ。私の頭脳は10人分の働きをするわ。
「明らか」の例文
- 明らかな反則プレーだったのに笛はならなかった。
- 日本の古典を知らない青年さへトルストイやドストエフスキイやトゥルゲネフやチェホフの作品は知つてゐるのです。我々日本人がロシアに親しいことはこれだけでも明らかになることでせう。(芥川竜之介 露訳短篇集の序)
- 誰かに持って行かれたのだという疑いが、だんだん明らかな形を取り出した。(菊池寛 出世)
- それは疑いようのない明らかな事実だ。
- 挙動不審で様子がおかしい、明らかに健太くんは噓をついている。
「明らかにする」とは?
「明らか」を用いた表現の一つ「明らかにする」があります。
「明らかにする」とは、はっきりしないことをはっきりさせるという意味です。
【例文】
- 実態や責任の所在を明らかにし、再発防止策を考える。
- 当時の記録音声と映像で、彼女の生涯を明らかにするドキュメンタリーです。