「呆れ返る」の意味と使い方や例文!「呆れる」との違いは?(類義語)

【言葉】
呆れ返る

【読み方】
あきれかえる

【意味】
甚だしくあきれる。

【類義語】
・思い切る
・断念
・観念

【対義語】
・呆れる

「呆れ返る」の使い方

ともこ
健太くん。テンション高過ぎよ。
健太
そんな呆れ返った目で見ないでよ。
ともこ
憧れのアイドルを前にして冷静でいられないのはわかるけど、彼女もひいているわよ。
健太
ちょっと冷静にならないとだめかな。

「呆れ返る」の例文

  1. 僕のあまりにもの情けなさに、ともこちゃんは呆れ返っていた。
  2. 政治家ののんきな発言に国民は呆れ返る
  3. これにはさすがの鬼どもも、呆れ返ってしまったのでしょう。(芥川竜之介 杜子春)
  4. 自分の不器用さに心底呆れ返った。
  5. 病人のくせにずいぶん勝手なことをしたものだと呆れ返ってしまうか、あるいはもっとはっきりした非難の気持を持つかも知れない。(井上靖 崖 下)

「呆れ返る」と「呆れる」との違いは?

呆れ返る」に似ている語に「呆れる(あきれる)」があります。

呆れる」とは、
①意外なことにあって、どうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。
②あまりにもひどいのに驚く。あっけにとられる。

という意味です。

呆れる」も「呆れ返る」も、あまりにもひどいのに驚くことをいいます。

しかし「呆れ返る」は、はなはだしく「呆れる」ことをいい、「呆れる」を強調していう語です。