「あまつさえ」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
あまつさえ

「剰え」とも書く。
【意味】
そのうえに。おまけに。多く、悪い事柄を累加する気持ちで使う。

【類義語】
・そのうえに
・おまけに

「あまつさえ」の使い方

健太
何で読書感想文の宿題が必須なんだろう。
ともこ
健太くんのように読書が嫌いな子に本を読んで欲しいからじゃないかしら。
健太
読書を強いられ、あまつさえその感想を書かせられるなんて、読書を嫌いになれと言っているようなものだよ。
ともこ
確かにね。読書嫌いを増やすシステムね。

「あまつさえ」の例文

  1. それから急いで部屋を出て行き、あまつさえ外から部屋に鍵をかけた。(カフカ 変身)
  2. 傘がないのに雨はますます激しく、あまつさえ風まで吹き始めた。
  3. 同じ学校にいて、あまつさえ何度も見かけているというのに名前すら知らなかった。
  4. しかし到着前に戦争は終り、あまつさえ帰国途次の船上で大喀血をする。(大岡信 名句歌ごよみ 夏)
  5. 無実の罪で息子が逮捕され、あまつさえ処刑された。