【言葉】
番狂わせ
【読み方】
ばんくるわせ
【意味】
①予想外の出来事で順番の狂うこと。
②勝負事で予想外の結果が出ること。
【類義語】
・ダークホース
・穴馬
・金星
・ジャイアントキリング
【対義語】
・順当
「番狂わせ」の使い方
ドイツがW杯出場を逃し、日本が出場することになって、番狂わせだって騒がれているね。
運だけじゃなくて、日本のサッカーの技術が上がっているんだと思うわ。
決勝トーナメントでは、日本を格下だと思っていたチームも本気でかかってくるだろうね、
これからが勝負よね。
「番狂わせ」の例文
- その計算の結果にしたがい、二万、三万の穴のでる見込みがあったら、穴専門に狙う方が確実にもうかる。なぜなら、番狂わせは、必ずといっていいほど、あるのだから、である。(坂口安吾 安吾巷談)
- 初戦で番狂わせがあり、その先の展開が読めなくなった。
- 学生チームがプロのチームを破るという大番狂わせがあった。
- 今回の選挙では、大きな番狂わせは無いとみられている。
- 相撲では、金星などの番狂わせがあったとき、観客が座布団を投げる光景が見られる。
「番狂わせ」と「波乱」「期待外れ」との違いは?
「番狂わせ」に似ている語に「波乱(はらん)」「期待外れ(きたいはずれ)」があります。
「番狂わせ」と「波乱」の違いは?
「波乱」とは、「激しい変化や曲折があること。また、そのような状態が引き起こすもめごと・騒ぎ。」という意味です。
「波乱」には、「番狂わせ」と同じ、予想外の展開になるという意味があります。
しかし、「波乱」には、予想外の展開が引き起こすもめごとや騒ぎという意味がある点が「番狂わせ」と違います。
「番狂わせ」と「期待外れ」の違いは?
「期待外れ」とは、「期待していた物事が実現しないで終わること。当て外れ。」という意味です。
「番狂わせ」も「期待外れ」も、予想外の結果になることをいいます。
しかし「期待外れ」は、期待していたことが、期待以下の結果になることをいう点が「番狂わせ」と違います。