「御する」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
御する

【読み方】
ぎょする

【意味】
①馬などを巧みにあやつる。
②他人を自分の思う通りに動かして使う。

【類義語】
・コントロールする
・操作する
・統制する

「御する」の使い方

健太
先生とのやり取りは緊張するな。
ともこ
先生を御するのは簡単よ。
健太
この学校の裏番長はともこちゃんという噂は本当だったんだね。
ともこ
そうよ。先生たちを御することで、この学校を牛耳っているの。

「御する」の例文

  1. 自分の意志では御することのできぬひどい震えであった。歯がガチガチ音をたてた。(花村萬月 イグナシオ)
  2. しかし、ほんとうに思いきって馬を御することはできませんでした。(C.S ルイス ナルニア国物語5 馬と少年)
  3. 風雅の心のない武将は人を御することも下手であり、風雅の道を解しない商人はおそらく金もうけも充分でなかったであろうし、朝顔の一鉢を備えない裏長屋には夫婦げんかの回数が多かったであろうと思われる。(寺田寅彦 俳諧の本質的概論)
  4. 健太くんは御するのが難しい乱暴者だ。
  5. 人の心というものは御するのが大変なものだ。