「放す」の意味と使い方や例文!「離す」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
放す

「離す」とも書く。
【読み方】
はなす

【意味】
①捕らえられたりつながれたりしている動物などを自由にしてやる。
②握ったりつかんだりしていたのをやめる。
③手元から遠くにやる。手放す。
④矢や弾丸を発射する。はなつ。
⑤料理で、水や汁などに入れて散らす。
⑥他の動詞の連用形に付いて)
㋐あることをしたままほうっておく。
㋑ある状態を続ける。前に促音が挿入されて「ぱなす」の形をとることが多い。

【類義語】
・放つ
・解き放す
・解放

【対義語】
・掴む
・抱く
・捕える
・捕まえる
・詰める
・繋ぐ
・合わせる
・寄せる

「放す」の使い方

健太
今日は、ここを開けしておいてもいいかもね。
ともこ
暖かいし爽やかな風が吹いているけれども、開け放すと虫が入ってくるのよ。
健太
網戸を閉めればいいじゃないか。
ともこ
網戸でもふせげない小さな虫が入ってくるの。

「放す」の例文

  1. 私は画面から目をしてもう一度君を見直さないではいられなくなった。(有島武郎 生まれいずる悩み)
  2. それに誰も知っているように侍僕にピストルをぶっ放すのはおれの癖だ。(スタンダール 赤と黒 下)
  3. 窓から見ると、四匹の犬が綱からされて、庭を行ったり来たりしている。(坂口安吾 街はふるさと)
  4. 小さい魚が釣れると海に放す
  5. ともこちゃんの言葉が、僕の心を捉えてさない。

「放す」と「離す」の違いは?

放す」は「離す」とも書きます。

放す」とは、拘束されている状態から自由にさせることをいいます。

対して「離す」は、くっついていたものを分けて、距離を置くことをいいます。