「囃し立てる」の意味と使い方や例文!「野次る」との違いは?(類義語)

【言葉】
囃し立てる

【読み方】
はやしたてる

【意味】
盛んにはやす。

【類義語】
・煽る
・おだてる

「囃し立てる」の使い方

健太
視聴率を囃し立てる記事が多いよね。
ともこ
テレビで視聴する人が少ない時代に、視聴率の高低でその番組の良さを判断するのは間違っているわよね。
健太
視聴率に関する記事なんかは最たるもので、囃し立てる記事はマスコミ離れを加速させると思うけどね。
ともこ
ああいう記事が多いと、新聞や有料のネット記事は読まないって思うわね。

「囃し立てる」の例文

  1. 狭い村だけに少しの事も意味あり気に囃し立てるが常である。(石川啄木 鳥影)
  2. が、二三日するうちに取り調べを受けるものの数が大分多くなって来て、世間ではこれを大疑獄の様に囃し立てる様になった。(夏目漱石 それから)
  3. わたしは側へゆくことが出来ないで遠くの方で立っていると小さな友達はわたしが「秩秩斯干」が読めることなど頓著なしに寄ってたかって囃し立てる。(魯迅 村芝居)
  4. ともこちゃんと歩いている所を同級生に見られ、囃し立てられた。

「囃し立てる」と「野次る」との違いは?

囃し立てる」に似ている語に「野次る(やじる)」があります。

野次る」とは、「第三者が当事者の言動を大勢に聞こえるよう大声で非難し、からかう。また、一方を応援するのに他方の言動を嘲笑し、妨害する。」という意味です。

囃し立てる」は盛んに囃すことをいい、良いニュアンスにも悪いニュアンスにも使われます。

対して「野次る」は、他人をからかうことをいい、悪いニュアンスで使われます。