「引き立つ」の意味と使い方や例文!悪い意味でも使う?(類義語・対義語)

【言葉】
引き立つ

【読み方】
ひきたつ

【意味】
1⃣[動タ五(四)]
①勢いがよくなる。活気が出る。
②ひときわよく見える。一段とよく感じられる。
③しりぞく。浮き足立つ。
2⃣[動タ下二]「ひきたてる」の文語形。

【類義語】
・目立つ
・際立つ

【対義語】
・目立たない

「引き立つ」の使い方

健太
スパイスがきいているね。
ともこ
スパイスのおかげで肉のうまみが引き立つわね。
健太
おいしいね。
ともこ
何個でも食べられるわ。

「引き立つ」の例文

  1. が、アリョーシャはその手紙に接してもあまり気分が引き立たなかった。(ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟)
  2. そして自分でも気分を引き立たせようとして、団扇うちわをゆるやかに使った。(福永武彦 風土)
  3. 嫉妬を殺して、どうしたら絵が引き立つか考えてやることだと言った。(向田邦子 隣りの女)
  4. 彼女の美しさが引き立つようなメイクを施す。
  5. 彼女の気を引き立たせるようなことを何か言わなければと思った。

悪い意味でも使う?

引き立つ」は、何かが加わることによって、いちだんと良く見えたり、良くなったりすることをいいます。

なので「引き立つ」は良い意味で使われます。

引き立てる役という意味の「引き立て役」は、そばにいる人のよさが際立つようにする人のことをいい、あまりいい意味で使われません。