「広く浅く」の意味と使い方や例文!「狭く深く」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
広く浅く

【読み方】
ひろくあさく

【意味】
知識などが深みに達することを求めないで、もっぱら広範囲に及ぶことを求めるさま。

【類義語】
・器用貧乏
・中途半端

【対義語】
・狭く深く

「広く浅く」の使い方

ともこ
健太くんの読書は広く浅くね。
健太
一冊の本をじっくり味わうことがないなあ。
ともこ
良い本に出会っていないのかもね。
健太
狭く深く本を味わう楽しさに目覚める本に出会いたいな。

「広く浅く」の例文

  1. 彼女は英文学の常識を広く浅く知っているのかもしれない。(松本清張 黒の回廊)
  2. しかし、一つことに専心することができず、気ばらしが大好きだったので、彼は万事について半可通にしかなれなかった。その代り百芸に広く浅く通じており、上流社会で目だつにはそれで十分だった。(ルソー 告白 下)
  3. 職業柄、私の興味は広く浅くで、深く潜っていこうというエネルギーがわいてこない。(山本文緒 結婚願望)
  4. クラスメイトとは広く浅く付き合っている。
  5. 広く浅く情報収集するには新聞は最適だ。

「広く浅く」と「狭く深く」との違いは?

広く浅く」に似ている語に「狭く深く(せまくふかく)」があります。

狭く深く」とは、狭い範囲で知識などが深みに達することを求めることをいいます。

広く浅く」の対義語です。