「勘ぐる」の意味と使い方や例文!「察する」との違いは?(類義語)

【言葉】
勘ぐる

【読み方】
かんぐる

【意味】
気をまわして悪い意味や事情に考える。邪推する。

【類義語】
・邪推する

「勘ぐる」の使い方

健太
今日告白されたんだ。
ともこ
良かったわね。OKしたの?
健太
ドッキリなんじゃないかって勘ぐってしまって、お断りしたんだ。
ともこ
勘ぐるなんて自己評価が低過ぎよ。

「勘ぐる」の例文

  1. 話はなんでもないことだが、どんなことを勘ぐられるかわかりゃしない。(ドストエフスキー 罪と罰)
  2. 村井の奴は、君がどうも彼女に同情し過ぎていると、変に勘ぐっていたがね。(三浦綾子 続・氷点)
  3. そやけど、風呂屋だけはなれたところにいくと隣近所の人からへんに勘ぐられるおそれがある。(鮎川哲也 死者を笞打て)
  4. 僕をだますつもりなのではないかと勘ぐる
  5. その金を使い込んだ犯人は僕ではないかと勘ぐられている。

「勘ぐる」と「察する」の違いは?

勘ぐる」に似ている語に「察する(さっする)」があります。

察する」とは、
①おしはかって考える。またおもいやる。同情する。
②細かく取り調べる。詳しく調べる。

という意味です。

勘ぐる」も「察する」も、推し測るという意味があります。

しかし「勘ぐる」は、悪い意味に推し測ることをいいます。

対して「察する」は、相手を思いやり、何も聞かなくても自分で推し測って理解することをいいます。