「からっきし」の意味と使い方や例文!「さっぱり」との違いは?(類義語)

【言葉】
からっきし

【意味】
まったく。まるで。少しも。

あとに打消しの語、または否定的な表現を伴って用いる。
【類義語】
・まったく
・まるで
・全然

「からっきし」の使い方

ともこ
健太くん。あそこに有名なアイドルがいるわよ。
健太
へえ。本当だ。大勢集まっているね。
ともこ
健太くんはからっきし興味が無いの?
健太
アイドルに興味は無いよ。スポーツ選手に会いたいな。

「からっきし」の例文

  1. 健太くんはサッカー一筋の人生だったので、サッカーのこと以外はからっきしだ。
  2. 君が行く先をちっとも言ってくれてないものだから、僕は、からっきし見当さえもつかないのさ。(カフカ アメリカ)
  3. あの男も推理のほうはからっきしだめだけれど、逮捕するだけなら信頼してまかせておける。(A・C・ドイル シャーロックホームズ全集 ボール箱)
  4. 人の名を覚えるのはからっきしだめだ。
  5. ともこちゃんは何でもできるミス・パーフェクトだが、料理はからっきしだ。

「からっきし」と「さっぱり」の違いは?

からっきし」に似ている語に「さっぱり」があります。

さっぱり」とは、
1⃣[副](スル)
①不快感やわだかまりなどが消えて気持ちのよいさま。すっきり。
②いやみのないさま。また、しつこくないさま。あっさり。
③あとに何も残らないさま。すっかり。
④(あとに否定を表す語を伴って)全然。まったく。
2⃣[形動]物事の状態が、非常に好ましくないさま。

という意味です。

からっきし」も「さっぱり」も、否定を表す語を伴ってまったくという意味で使われます。

しかし「さっぱり」は、後に何も残らないこと、状態が非常に好ましくないさまをいう点が違います。