「前口上」の意味と使い方や例文!(類義語)

【言葉】
前口上

【読み方】
まえこうじょう

【意味】
実演や実技が始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。

【類義語】
・前置き
・つかみ

「前口上」の使い方

健太
ステージの開幕時間が近づいたから前口上をしてくるね。
ともこ
観客の心をがっちりつかんでね。
健太
前口上でつかむの?それができるなら公演のステージに立っていると思うんだけど。
ともこ
主役としてステージに立つチャンスをつかむためにがんばって。

「前口上」の例文

  1. マクベスはじめの二つはあたった。さいさきのよい前口上だ、これからいよいよ国王を主役にした雄大な舞台の幕が切っておとされるのか。(シェイクスピア マクベス)
  2. 出し物の前口上だって、あんたとそっくりにいえるんだ。(H・ロフティング ドリトル先生物語全集 4)
  3. 前口上を長々述べ立てた後でこのくらいの定義を御吹聴に及んだだけではあまり人を馬鹿にしているようですが、まあそこから定めてかからないと曖昧になるから、実はやむをえないのです。(夏目漱石 現代日本の開化)
  4. ステージに立ち前口上を述べた。
  5. 前口上をしてから攻撃してくるとは律儀だなあ。