「見限る」の意味と使い方や例文!「見切る」「見捨てる」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
見限る

【読み方】
みかぎる

【意味】
期待したほどの見込みがないと考えて諦める。見切りをつける。

【類義語】
・見捨てる
・みきり

【対義語】
・見直す
・見込む

「見限る」の使い方

ともこ
健太くんの家の庭には彼岸花が咲いているのね。
健太
おじいちゃんが植えたんだよ。
ともこ
わざわざ植える人はほとんどいないわよね。
健太
ほとんどいないだろうね。でも、見限ったものでもないよ。風情があって素敵なんだよ。

「見限る」の例文

  1. 父は僕を見限って、弟を後継者にするようだ。
  2. 妻が夫を見限る熟年離婚が増えている。
  3. この試合結果だけで彼を見限るのは早計だと思う。
  4. 北条政子は、源頼家を見限った。
  5. その残虐行為で、国民の多くは彼を見限った。

「見限る」「見捨てる」との違いは?

見限る」に似ている語に「見捨てる(みすてる)」があります。

見捨てる」とは、
①見ていながら、そのままにしておく。
②世話をしたり、関係を保ったりするのをやめる。見限る。

という意味です。

見捨てる」も「見限る」も、世話をしたり、関係を保ったりするのをやめることをいいます。

しかし「見限る」は、見込みがないと判断して、切り捨てることをいいます。

対して「見捨てる」は、状態や状況を把握しているにもかかわらず、そのままにしておくことをいいます。