「身を落とす」の意味と使い方や例文!「身を堕とす」との違いは?(類義語・対義語)

【言葉】
身を落とす

【読み方】
みをおとす

【意味】
おちぶれる。

【類義語】
・零落
・落ちぶれる
・身を沈める

「身を落とす」の使い方

健太
まさか彼がホームレスにまで身を落とすとはね。
ともこ
一寸先は闇ね。
健太
そこから這い上がってくる人もいるけどね。
ともこ
昇りつめて、タワマンのペントハウスに住むようになるかもね。

「身を落とす」の例文

  1. 一度身を落とすと復帰するのは難しい。
  2. 苦界に身を落とす女性に世間の目は厳しい。
  3. この世の中に生きづらさを感じる人すべてがヤクザに身を落とすわけではない。
  4. 父がそういう生活に身を落としているのではないかと、考えたことはしばしばある。(浅田次郎 鉄道員)
  5. なぜなら、彼がこうして身を落としたことが持つ崇高な意味を、彼自身十分にはわかっていなかったからである。(アレクサンドル・デュマ モンテ・クリスト伯)

「身を落とす」と「身を堕とす」の違いは?

身を落とす」は「身を堕とす」と表記することがあります。

両語の違いは、「落とす」と「堕とす」です。

落とす」は、上から下に移動すること、物事の水準をこれまでよりも低くすることをいいます。

堕とす」は、下にくずれおちることをいい、落ちぶれる、悪い状態に陥ることをいいます。

身を落とす」と「身を堕とす」は同じ意味ですが、「堕とす」は、常用外の漢字であるため、「落とす」を使うことが多いです。