【言葉】
もっけの幸い
【読み方】
もっけのさいわい
【意味】
思いがけない幸せ。意外な幸運。
【語源・由来】
「もっけ」は、物の怪の意。
【類義語】
・意外な幸運
「もっけの幸い」の使い方
校長先生がいないのをもっけの幸いと、先生達が職員室で羽を伸ばしているよ。
いいなあ。お菓子パーティー?
いろんなお菓子があったよ。さすがにお酒はなかったなあ。
学校でお酒は教育上、倫理上まずいわよね。
「もっけの幸い」の例文
- 親の留守をもっけの幸いとゲーム三昧だ。
- ともこちゃんとここで会えたのはもっけの幸いだ。
- もっともこの事件のように好都合に決着したのはもっけの幸いだったと感じていたが。(ツルゲーネフ 父と子)
- いずれにしてもパスパルトゥーが主人のそばにいないことは、もっけの幸いであった。(ヴェルヌ 80日間世界一周)
- またあの子を父親が引き取ってくれたことは、あたしたちにとってはもっけの幸いでしたね。(エミリー・ブロンテ 嵐が丘)
「もっけ」とは?
「もっけの幸い」の「もっけ」は、「物怪」「勿怪」と書きます。
「もっけ」は、
①異変。災害。不幸。
②思いがけないこと。意外。
という意味です。
「もののけ」の変化した語です。