「生々しい」の意味と使い方や例文!「あけすけ」との違いは?(類義語)

【言葉】
生々しい

【読み方】
なまなましい

【意味】
①いかにも生である。
②未熟である。ひとりごと。
③生き生きとしている。目前に見るような感じである。

【類義語】
・リアルな
・現実的な
・現実味がある

「生々しい」の使い方

健太
このホラー映画は、その生々しい描写に脱落する人が多いんだって。
ともこ
そんなにすごいの?
健太
年齢制限もあるみたいだよ。
ともこ
それはすごそうね。

「生々しい」の例文

  1. 肌に浸みる冬の感覚ももはや生々しく記憶の上に再現することが不可能だ。(中島敦 環礁)
  2. 昨夜のことで、最も生々しく残っている感覚は恐怖でも後悔でもなかった。(上橋菜穂子 鹿の王 上)
  3. この眼で視た生々しい光景こそは死んでも描きとめておきたかつた。(原民喜 死と愛と孤独)
  4. 被災者の生々しい体験談を聞く機会があった。
  5. 戦争の傷跡も生々しい建物を戒めとして残す。

「生々しい」と「あけすけ」との違いは?

生々しい」に似ている語に「あけすけ」があります。

あけすけ」とは、
①透けて向こうが見えるさま。
②つつみかくさないこと。

という意味です。

生々しい」は、リアルで現実的なことをいいます。

対して「あけすけ」は、開けっ広げで包み隠しのないことをいいます。