「尚且つ」の意味と使い方や例文！「且つ」との違いは？句読点は入れる？（類義語）

【言葉】
尚且つ

【読み方】
なおかつ

【意味】
①なおその上に。
②それでもまだ。やはり。

【類義語】
・さらに
・やはり

「尚且つ」の使い方

入りたい部活が何もないなあ。

顧問の確保ができていて尚且つ学校長の許可があれば、好きな同好会を設置することができるのよ。

本当に？クイズ同好会を作りたいな。

優勝してニューヨークに行くの？いいわねえ。

「尚且つ」の例文

第二案は、第一案よりも難しく、尚且つ危険な計画だった。
日本の電車はダイヤに正確で、尚且つ安全に配慮した運転が求められる。
今大会で優勝し、尚且つ国際大会でも結果を残しているのに日本代表に選ばれないのはおかしい。
彼は無類の野球好きで、尚且つ自他ともに認めるカープのファンである。
ともこちゃんは、華やかで尚且つ野球選手との出会いが多いアナウンサーに憧れている。

「尚且つ」と「且つ」との違いは？句読点は入れる？

「尚且つ」に似ている語に「且つ（かつ）」があります。

「且つ」とは、
［副］
①（二つの動作や状態が並行して同時に存在することを表す。二つの「かつ」が相対して用いられる場合と、一方にのみ「かつ」が用いられる場合とがある。）一方では。同時に。
②ある動作・状態の上に他が加わることを表す。そのうえ。なおまた。
③すぐに。
④ちょっと。かりに。
⑤（「知る」「見る」「聞く」などの動詞の上にきて）すでに。もう、
［接続] （漢文の「且」の訓読から）二つの動作または状態を表す表現を接続して、それが並行して成り立つことを表す。そのうえに。それとともに。

という意味です。

「尚且つ」も「且つ」も、二つの動作や状態が並行して同時に存在することを表し、なおその上にという意味で使います。

しかし、「尚且つ」は、それでもまだという意味がある点が「且つ」と違います。