「憎まれ口を叩く」の意味と使い方や例文!「憎まれ口をきく」との違いは?(類義語)

【言葉】
憎まれ口を叩く

【読み方】
にくまれぐちをたたく

【意味】
ひとににくまれるようなことばをいう。にくにくしい物言いをする。

【類義語】
・罵詈雑言を浴びせる
・悪態をつく

「憎まれ口を叩く」の使い方

ともこ
健太くん。日本一周の旅の途中で怪我をしたんでしょう?
健太
崖の下に自転車ごと落ちてしまったんだ。近くのおばあちゃんが助けてくれたんだ。
ともこ
親切なおばあちゃんね。
健太
口が汚くて憎まれ口を叩くんだけど、面倒臭いといいながらも丁寧に手当てをしてくれたんだよ。

「憎まれ口を叩く」の例文

  1. 弱音を吐くならまだかわいいものを、憎まれ口を叩くからかわいくない。
  2. 普段は顔を合わせるたびに憎まれ口を叩くが、本当はとても気にかけている。
  3. 心配していたが、憎まれ口を叩く元気があるならもう大丈夫だ。
  4. 彼女は「君は殺しても死なないタイプだ」と憎まれ口を叩いてきた。
  5. 健太くんは憎まれ口を叩きながらも、誰よりも人の痛みが分かる人でした。

「憎まれ口を叩く」と「憎まれ口をきく」の違いは?

憎まれ口を叩く」に似ている表現に、「憎まれ口をきく」があります。

憎まれ口をきく」は、「憎まれ口を利く」と書きます。

憎まれ口を叩く」も「憎まれ口を利く」も、人に憎まれるような言葉をいう意です。

憎まれ口を叩く」の「叩く」は、「さかんに、またいろいろに言う。」という意味です。

憎まれ口を利く」の「利く」は、「言葉を発する。物を言う。」という意味です。

叩く」と「利く」の意味の違いから、「憎まれ口を叩く」の方が、さかんに人に憎まれるような言葉をいうニュアンスです。