「おどろおどろしい」の意味と使い方や例文!「仰々しい」との違いは?(類義語)

【言葉】
おどろおどろしい

【意味】
①不気味で恐ろしい。すさまじい。
②ぎょうぎょうしい。大げさだ。
③声や音などが人を驚かすように大きい。騒々しい。

【類義語】
・異様
・グロテスク

「おどろおどろしい」の使い方

ともこ
ムーミンってかばなの?
健太
違うよ。トロールだよ。日本の妖怪みたいなものだよ。夜中に背後から息をふきかけてくるおどろおどろしい妖怪なんだって。
ともこ
そんなおどろおどろしいものには見えないわよね。
健太
かわいいよね。

「おどろおどろしい」の例文

  1. それは源氏を独占しようという彼女のおどろおどろしい妄執の影だった。(田辺聖子 新源氏物語)
  2. 顔をのぞきこむと、おどろおどろしい恐怖の表情があとをとどめている。(ルブラン ルパン対ホームズ)
  3. そして、そのいずれもが真実をおどろおどろしくねじ曲げていたからである。(A.Cドイル まだらのひも)
  4. お化け屋敷のおどろおどろしい効果音にどきどきしてくる。
  5. 森の中は鬱蒼としていて、一日中暗くおどろおどろしい雰囲気だ。

「おどろおどろしい」と「仰々しい」の違いは?

おどろおどろしい」に似ている表現の一つに「仰々しい(ぎょうぎょうしい)」があります。

仰々しい」とは、大げさであることをいいます。

おどろおどろしい」も「仰々しい」も、「大げさである。騒々しい。」という意味が同じです。

しかし「おどろおどろしい」には、不気味で恐ろしいという意味がある点が「仰々しい」と違います。