「おいたわしい」の意味と使い方や例文!「おいたわしや」とは?(類義語)

【言葉】
おいたわしい

【意味】
目上の人に対して気の毒に思う気持ち。

【類義語】
・不憫
・気の毒

「おいたわしい」の使い方

健太
昔のお殿様は、隣国から攻められ可能性があるし、部下に裏切られる可能性があるしで、息をつく暇もなかったんだよね。
ともこ
おいたわしい限りね。
健太
僕はが殿様じゃなくて良かったよ。
ともこ
健太くんが殿様だったら、その国は亡びるわね。

「おいたわしい」の例文

  1. それはおいたわしいことです。
  2. 突然奥様を亡くされておいたわしく存じます。
  3. 人びとが、おいたわしい王子さまの体験のほうばかりを話題にするのは仕方のないことだろう。(星新一 なりそこない王子)
  4. キリストの人としての御一生を例にとり奉ることは、この際最も妥当であるがまたおいたわしい限りである。彼は三十三歳をもって御一生を終わらせられた。(モンテーニュ モンテーニュ随想録抄)
  5. 奥さまのお苦しみようといったら、まったく、見るもおいたわしいほどでございますよ。(トルストイ アンナ・カレーニナ)

「おいたわしや」とは?

おいたわしい」を用いた表現の一つに「おいたわしや」があります。

おいたわしや」とは、「おいたわしい+や」から成る語です。

」は、詠嘆や感動を表す助詞です。

おいたわしや」は、目上の人に、何とお気の毒なことかという気持ちを伝える言葉です。