「おみそれしました」の意味と使い方や例文!目上には失礼?返し方は?(類義語)

【言葉】
おみそれしました

【意味】
「身忘れること」「見落とすこと」の意の謙譲語。誤って相手の力量を軽く見たこと、また、軽く見たことをわびて言う語。

【類義語】
・恐れ入りました
・感服しました

「おみそれしました」の使い方

健太
いつもジャージを着ている先生がスーツを着ていたから気が付かなかったんだよ。
ともこ
たしかにあの先生がスーツを着ていると別人よね。
健太
おみそれしましたって言ったら、馬子にも衣裳だろって笑っていたよ。
ともこ
いつもはよれよれだけど、スーツだと立派に見えたのね。

「おみそれしました」の例文

  1. ご立派になられたので、ついおみそれしました
  2. ピアノをあんなに上手に弾くとはおみそれしました
  3. すっかり大人になられておみそれしてしまいました。
  4. お見事な腕前、おみそれしました
  5. これはあなたが作った料理なの?おみそれしました

目上には失礼?返し方は?

「おみそれしました」は目上には失礼?

おみそれしました」は、謙譲語なので目上の人に対して使うことができます。

しかし「おみそれしました」は、「身忘れること」「見落とすこと」「過小評価すること」をいい、親しい間柄の目上の人に対して使う分には問題が無いのですが、普段付き合いのない目上の人に対して使うと失礼になることがあるので使用は避けた方が良いでしょう。

「おみそれしました」と言われたときの返し方

気付かなかったという意味で「おみそれしました」と言われた場合、相手は故意に無視したわけではなく気付かなったことを謝っているので、気にしないでくださいという気持ちを伝えるために「お気になさらないでください」「気にしないでください」と返すのが良いでしょう。

また、褒める意味で「おみそれしました」と言われた場合、素直に受け止め、「恐縮です」「もったいないお言葉です」「ありがとうございます」と返すのが良いでしょう。