【言葉】
お送りいたします
【読み方】
おおくりいたします
【意味】
送るの意の丁寧な表現。
【類義語】
・発送いたします
・送付いたします
「お送りいたします」の使い方
2、3日でお送りいたしますって言われたのに、まだ来ないな。
大雪で配送に遅れが生じているみたいよ。
それでなのか。
一度、問い合わせてみた方が良い思うわ。
「お送りいたします」の例文
- 当選した方にだけ、当選通知をお送りいたします。
- ご注文の品をお送りいたします。
- 四度も書き直してくれて、お気の毒千万なのですが計十五円だけお送りいたします。(太宰治 虚構の春)
- 便りのたびになにほどかのお金はきっとお送りいたします。(室生犀星 荻吹く歌)
- 供人を添えてお送りいたしますゆえ、吉野へおわたり下さいまし。(吉川英治 私本太平記)
「送付致します」は失礼な敬語?
「お送りいたします」に似ている表現の一つに「送付致します(そうふいたします)」があります。
「送付致します」とは、送る意の丁寧な表現です。
取引先などに対して書類などを送る場合に使われ、名詞「送付」+動詞「致す」+助動詞「ます」から成る謙譲表現です。
「送付」は、送り届けることをいいます。
しかし「送付」が、先方にとって望ましくないものを無理に送るという感じを伴う「送り付ける」に似ていることから、悪い印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。
「送付致します」は、敬語として目上の人に対してつかうことができます。
失礼にはなりませんが、誤解のない「お送りいたします」を使った方が無難です。