【言葉】
おざなり
【意味】
いいかげんに物事をすませること。その場しのぎの間に合わせ。
【語源・由来】
お座敷などでその場に間に合わせにすることの意から。
【類義語】
・通り一遍
【対義語】
・入念
「おざなり」の使い方
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健太くん。儀式をおざなりにすると神様の怒りに触れるわよ。
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神様は見ているの?
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見ているわよ。神様は気まぐれだから、助けてくれる時と助けてくれない時があるけど見ているわ。
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神様の怒りは雷より怖そうだ。
「おざなり」の例文
- 彼の言葉はおざなりではなく、心から心配してくれているようだった。
- ふたりが別荘へ帰ると、彼は妻を馬車からおろし、努めて自分をおさえながら、例の慇懃な態度で別れを告げ、あとで少しも気にかからないおざなりの言葉を口にした。(トルストイ アンナ・カレーニナ)
- 健太くんの投げやりでおざなりな態度を戒める。
- 「なるほど」と、男はチラシにおざなりな一瞥を投げて言った。(森絵都 風に舞いあがるビニールシート)
- 老婆はいつも仲間の女たちと一緒だったが、国境での検問はおざなりなものだった。(モーム 諜報員アシェンデン)