【言葉】
さもありなん
「然もありなん」「然も有りなん」とも書く。
【意味】そうであろう。もっともである。
【語源・由来】
「さ」は「そう、その通り」の意。推量や許容を意味する複合助動詞「さもあり」+完了の助動詞の未然形「な」、+推量の助動詞「む」から成る連語。
【類義語】
・無理からぬ
・尤も
・さもありぬべし
・むべなるかな
・無理からぬ
・うなずける
・それもそのはず
・想像に難 (かた)くない
【対義語】
・そんなばかな
「さもありなん」の使い方
京都に来ると、十人中、八人くらい和服姿なのは、さもありなん。
京都で和服姿が多くても違和感が無いわよね。
他の地域だと、成人式かな？とか思ってしまうけどね。
和服が街並みに合って、華やかよね。
「さもありなん」の例文
- ややあって、くやし涙が沸いて出た。さもありなん、と私は、やはり淋しく首肯している。そうなってしまったら、ほんとうに、どうしようも、ないではないか。（太宰治 畜犬談）
- 爆弾をこしらえたというが、彼の技術力ならさもありなん。
- 選ばれたのが優勝候補の作品ではなかったのだから、困惑するのもさもありなんだ。
- ネットで買い物をして、いざ届いてみると思ったのと違うというのはさもありなん。
- 妻が亡くなると、後を追うように夫が亡くなる確率が高いというが、さもありなん。家事ができないからだ。
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