「さもありなん」の意味と使い方や例文!(語源由来・類義語・対義語)

【言葉】
さもありなん

「然もありなん」「然も有りなん」とも書く。
【意味】
そうであろう。もっともである。

【語源・由来】
「さ」は「そう、その通り」の意。推量や許容を意味する複合助動詞「さもあり」+完了の助動詞の未然形「な」、+推量の助動詞「む」から成る連語。

【類義語】
・無理からぬ
・尤も
・さもありぬべし
・むべなるかな
・無理からぬ
・うなずける
・それもそのはず
・想像に難 (かた)くない

【対義語】
・そんなばかな

「さもありなん」の使い方

健太
京都に来ると、十人中、八人くらい和服姿なのは、さもありなん
ともこ
京都で和服姿が多くても違和感が無いわよね。
健太
他の地域だと、成人式かな?とか思ってしまうけどね。
ともこ
和服が街並みに合って、華やかよね。

「さもありなん」の例文

  1. ややあって、くやし涙が沸いて出た。さもありなん、と私は、やはり淋しく首肯している。そうなってしまったら、ほんとうに、どうしようも、ないではないか。(太宰治 畜犬談)
  2. 爆弾をこしらえたというが、彼の技術力ならさもありなん
  3. 選ばれたのが優勝候補の作品ではなかったのだから、困惑するのもさもありなんだ。
  4. ネットで買い物をして、いざ届いてみると思ったのと違うというのはさもありなん
  5. 妻が亡くなると、後を追うように夫が亡くなる確率が高いというが、さもありなん。家事ができないからだ。