【言葉】
節度を保つ
【読み方】
せつどをたもつ
【意味】
度を越さない、適当な程合いを保つ。
【類義語】
・頃合いを見る
・中道を保つ
・程々にする
「節度を保つ」の使い方
節度を保った態度で接してね。
憧れの人を前にして、節度を保つことができるかな。
興奮しないでよ。
しないとは言い切れないよ。
「節度を保つ」の例文
- 誇大妄想といえばむしろニーチェのほうでしょう。むしろシュトラウスは節度を保って控え目に、職人らしくやってます。(柴田南雄 クラシック名曲案内ベスト151)
- さして大きくないホテルだが、従業員の態度も、節度を保っていて好感が持てて、好きなホテルである。(西村京太郎 イレブン殺人事件)
- 節度を保ったパロディは認めるが、それ以上は著作権侵害で訴える。
- 彼女は常に節度を保った態度で、余程でない限り自分の感情を表さない。
- 羽目を外す友人が多い中、彼は節度を保った生活をしていた。
「節度を保つ」との違いは?
「節度を保つ」に似ている表現に「節度を守る(せつどをまもる)」があります。
「節度を守る」とは、度を越さない、適当な程合いを守ることをいいます。
両語の違いは、「保つ」と「守る」です。
「保つ」は、「損なわれたり乱れたりしないように、ある状態を守りつづける。もちこたえる。維持する。」という意味です。
「守る」は、決めたことや規則に従うという意味です。
「節度を守る」は、ちょうど良い程合いをしっかりと実践していくことをいいます。
対して「節度を保つ」は、ちょうどよい程合いを維持することをいいます。