【言葉】
撓垂れる
【読み方】
しなだれる
【意味】
①しなって垂れ下がる。
②こびたり甘えたりして人に寄り添い、または寄りかかる。
【類義語】
・撓垂れ掛る
「撓垂れる」の使い方
ひまわりが撓垂れているね。
あれだけ大きな花だから、支えるのはさぞ大変でしょうね。
母さんに叱られてしおれている僕の父さんみたいだ。
そう言われると、たくさんの撓垂れるひまわりが、終電で疲れ切っているサラリーマンに見えるわね。
「撓垂れる」の例文
- 雪の重みで枝が撓垂れる。
- 実った稲穂が撓垂れている。もうすぐ収穫の時期だ。
- その女は男に撓垂れていた。
- 彼氏に撓垂れるともこちゃんを見掛け、僕は失恋したことを悟った。
- 撓垂れきたともこちゃんを向こうへ押しやった。
「撓垂れる」と「撓垂れ掛る」との違いは?
「撓垂れる」に似ている語に「撓垂れ掛る(しなだれかかる)」があります。
「撓垂れ掛る」とは、人にこびてもたれかかるという意味です。
「撓垂れる」も「撓垂れ掛る」も、人にこびてもたれかかるという意味が同じです。
しかし「撓垂れる」には、しなって垂れるという意味がある点が違います。