【言葉】
たたらを踏む
【読み方】
たたらをふむ
【意味】
①たたらを踏んで空気を送る。
②勢いよく向かっていった的が外れて、から足を踏む。
【類義語】
・千鳥足
・足がもつれる
・よろめく
「たたらを踏む」の使い方
健太くん大丈夫?
急いでいる人にぶつかられてたたらを踏んだよ。
危ないわよね。
階段やエスカレーターでぶつかられると本当に危ないよね。
「たたらを踏む」の例文
- 身体が泳いで、たたらを踏みながら中に入ると、脛が固い物にぶつかった。(上橋菜穂子 鹿の王 上)
- 彼の身体全体がぐにゃりと溶けるように力を失い、足がもつれて大きく後ろにたたらを踏んだ。(宮部みゆき クロスファイア下巻)
- 私は、たたらを踏みながらドアにぶつかり、ドアの外へ出た。(阿刀田高 消えた男)
- 右ストレートをまともに受けた挑戦者は、リング上でたたらを踏んだ。
- バランスを崩した健太くんは、たたらを踏んで倒れ込んだ。
「たたらを踏む」と「二の足を踏む」の違いは?
「たたらを踏む」に似ている表現に「二の足を踏む(にのあしをふむ)」があります。
「二の足を踏む」とは、「一歩目は進みながら、二歩目はためらって足踏みする。思い切れずに迷う。ためらう。しりごみする。」という意味です。
「たたらを踏む」は、たたらを踏んで空気を送ることから、から足を踏むことをいいます。
対して「二の足を踏む」は、二歩目をためらって足踏みする意から、ためらうことをいいます。