【言葉】
遠からず
【読み方】
とおからず
【意味】
近いうち。まもなく。
【類義語】
・近い将来
「遠からず」の使い方
タイムマシンはいつ完成するのかな。
猫型ロボットが登場するのが22世紀だから、遠からず完成するはずよ。
それは楽しみだね。
私はどこでもドアがほしいな。
「遠からず」の例文
- 一つは内より一つは外より、遠からず今の社会には変化がくるであろう。(柳宗悦 工芸の道)
- この計画は、遠からず実現することになるだろう。
- 冬来たりなば春遠からじというから、今は我慢の時だ。
- 新しいビルが遠からず完成するでしょう。
- 砂上の楼閣は遠からず崩れ去るだろう。
「当たらずとも遠からず」は間違い?
「遠からず」を用いた表現に「当たらずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)」があります。
出典は、「礼記」大学からです。
「当たらずと雖も遠からず」とは、ぴったり当たっていなくても、それほど見当が外れてはいないようすをいいます。
近年「当たらずとも遠からず」が一般的ですが、本来は、漢文を訓読した「当たらずと雖も遠からず」が正しいです。